那須塩原清水歯科・矯正歯科

虫歯治療

虫歯治療

2026年01月28日 14:38

「虫歯かも…でも、歯医者って何回通うの?費用は?痛いのが怖い…」と不安になって、つい後回しにしていませんか。忙しい大人ほど、通院の見通しが立たないと受診のハードルが上がりがちです。

虫歯治療は、基本的には「検査→進行度の診断→治療の選択→再発予防」という流れで進みます。ただし、同じ“虫歯”でも、初期(削らなくてよいこともある)から神経まで進んだ重度(回数が増えやすい)まで幅があり、通院回数・期間・費用・痛みの感じ方は進行度で大きく変わります。

この記事では、虫歯治療の全体像を最初に整理し、進行度(C0〜C4)別に「どんな治療が選ばれやすいか」「どれくらい通う目安か」を俯瞰します。さらに、痛みを減らす工夫や、治療後に再発させないポイントまでつなげて解説します。読み終える頃には「自分はまず何をすべきか」「いつまでに受診したいか」が判断しやすくなるはずです。


虫歯治療とは?まず知っておきたい基本(虫歯治療)

虫歯治療というと「削って詰める」を思い浮かべる方が多いですが、実際は進行を止め、再発を減らすまでを含めて考えるのが大切です。痛みを取るのはもちろん、原因(磨き残し・間食・唾液量・歯の質など)に目を向けないと、同じ場所や別の歯で繰り返しやすくなります。

基本は、検査で進行度を見極めてから「削らずに管理できるか」「最小限の処置で済むか」「神経や根の治療が必要か」を選び、治療後は段差や噛み合わせを整えて再発チェックにつなげます。受診のタイミングが早いほど、治療は小さく、通院も短くなる傾向があります。

ここからは、まず虫歯が進む仕組みと、放置で起こりやすいトラブル、歯科で行う検査について順番に整理していきます。


虫歯ができる原因と進行のしくみ

虫歯は、いきなり穴が開く病気ではありません。よく「細菌・糖・歯質・時間」の4つがそろうと進みやすい、と説明されます。口の中の細菌が糖をエサにして酸を作り、その酸が歯を少しずつ溶かしていく、これが虫歯の基本メカニズムです。

ポイントは、生活習慣と口腔環境で進み方が変わること。たとえば、同じ甘いものでもだらだら食べ・だらだら飲みが続くと、口の中が酸性に傾く時間が長くなり、歯が溶ける時間も増えます。逆に、食べる回数を整えたり、フッ素を活用したり、歯間ケアを徹底したりすると、進行をゆるやかにできるケースがあります。

また、唾液は酸を中和し、歯を修復(再石灰化)する働きも持っています。口が乾きやすい、ストレスや薬の影響で唾液が少ない、口呼吸が多い、こうした条件があると、虫歯が進みやすく、治療後の再発リスクにもつながります。つまり虫歯治療は「悪い部分を取る」だけでなく、原因に合わせた対策をセットにするほど、通院回数や将来の治療規模を減らしやすくなるのです。


放置するとどうなる?起こりやすいトラブル

虫歯を放置すると、痛みだけでは済まないことがあります。初期のうちは自覚症状が少なくても、進行に合わせてトラブルが段階的に増えていくのが虫歯の怖いところです。

まず、歯の表面の虫歯が深くなると、冷たいもの・甘いものがしみたり、食べ物が詰まりやすくなったりします。さらに進むと、歯の内部にある神経(歯髄)に炎症が広がり、ズキズキする強い痛みや、夜眠れない痛みが出ることもあります。この段階になると、神経を守れるかどうかの判断が難しくなり、治療回数も増えやすくなります。

神経まで達すると、痛みが一時的に引くケースがありますが、これは「治った」のではなく、神経が弱って反応しにくくなった可能性もあります。さらに放置すると、根の先に膿がたまる(根尖性の病気)など、歯の根の周りに問題が広がることがあります。こうなると、根の治療(根管治療)が必要になり、通院期間も長くなりがちです。

そして、歯の土台が大きく崩れてしまうと、被せ物での回復が難しくなり、抜歯や欠損治療(ブリッジ・入れ歯・インプラントなど)を検討する段階に進むこともあります。欠損治療は、見た目や噛み合わせの回復という意味で大切ですが、治療の選択肢や費用・期間の幅が広がるため、虫歯の段階で食い止められるほど負担が小さくなります。

痛みがないから大丈夫と思いがちですが、症状の有無と進行度は一致しないこともあります。早い段階で検査を受け、今の状態を把握することが、結果的に最短ルートになりやすいのです。

歯科で行う検査(レントゲン・視診・必要に応じて追加検査)

虫歯治療の第一歩は、「どこが、どのくらい進んでいるか」を正確に把握することです。痛い場所=原因の歯とは限らないこともあるため、歯科ではいくつかの検査を組み合わせて診断します。検査の結果によって、当日に治療できるケースもあれば、治療計画を立てて順番に進める必要があるケースもあります。

まず基本になるのが視診(目で見て確認する検査)です。歯の表面の変色、穴、詰め物の段差、歯ぐきの状態などを確認し、必要に応じて器具で触って硬さをチェックします。ただし、歯と歯の間や、見えにくい場所の虫歯は視診だけでは分かりにくいことがあります。

そこで多くの医院で行われるのがレントゲン(X線)検査です。歯と歯の間の虫歯、詰め物の下の虫歯、根の先の炎症の有無など、外から見えない情報が得られます。「神経まで近いか」「根の治療が必要そうか」といった、治療回数や期間に直結する判断材料にもなります。

また、必要に応じて追加検査を行うこともあります。たとえば、痛みの原因が神経に関係しているかをみる歯髄(神経)の反応テスト、歯周病の併発を確認する歯周ポケット検査、噛み合わせの確認などです。根の治療や複雑な症例では、より詳しい画像検査(医院の方針による)を用いて治療方針を立てる場合もあります。

検査で大事なのは、「今すぐ削って詰める」がベストとは限らない点です。初期なら削らずに管理できることもありますし、逆に深い虫歯なら応急処置で痛みを抑えつつ、根本治療に向けた段取りが必要になることもあります。だからこそ、検査結果をもとに治療方法・回数の目安・費用の概算を聞き、納得して進めることが安心につながります。