
妊娠中の歯科受診が不安な方へ。無理なく進める「マタニティ歯科」のお話
2026年02月19日 06:37
マタニティ歯科とは?妊娠中の歯科検診・治療の時期と安全性をわかりやすく解説
妊娠中に歯医者へ行っていいのか、行くならいつがいいのか。レントゲンや麻酔、薬は赤ちゃんに影響しないのか。つわりで歯みがきがつらいのに、虫歯や歯周病が心配。そんな不安を抱える方はとても多いです。
マタニティ歯科は、妊娠前から産後までの時期に合わせて、お母さんのお口の健康を守り、結果として赤ちゃんを迎える環境づくりにもつなげていく考え方です。妊娠中は体調やホルモンの影響でお口のトラブルが起こりやすい一方で、きちんと配慮すれば受診や治療が進められるケースも少なくありません。
この記事では、受診の目安となる時期、治療の安全性の考え方、つわりのセルフケア、受診前に伝えること、そして産後や赤ちゃんのケアまでを一通りまとめます。那須塩原清水歯科矯正歯科でも、妊娠週数や体調に合わせて短時間・分割の診療計画や姿勢の配慮を行いながら、無理なく続けられるケアをご提案しています。
マタニティ歯科とは何をするもの?
マタニティ歯科は、妊娠中だから特別な治療をするというより、妊娠期特有の体調変化を前提にして、無理のない範囲でお口の状態を整えるための歯科サポートです。目的は大きく2つあります。
1つ目は、妊婦さん自身の健康を守ること。虫歯や歯周病、親知らずの炎症などを放置すると、食事がとりにくい、眠れない、ストレスが増えるといった形で日常生活に影響が出やすくなります。妊娠中は我慢しがちですが、早めに相談して負担の少ない方法で整えていくことが大切です。
2つ目は、生まれてくる赤ちゃんを含めた家族の口腔環境づくりにつなげること。産後は通院の時間が取りにくくなるうえ、育児が始まると生活が一気に変わります。妊娠中のうちにお口の状態をできる範囲で整え、セルフケアのコツをつかんでおくと、産後も安心して過ごしやすくなります。
一般の歯科治療との違いとしては、体調への配慮、投薬や処置の選び方への配慮、そして予防中心で進める点が挙げられます。那須塩原清水歯科矯正歯科でも、まずは検診や歯ぐきの状態チェック、クリーニング、磨き方の相談から始め、必要があれば応急処置や治療計画をご提案する流れを大切にしています。
この章では、妊娠中にトラブルが増えやすい理由、基本メニュー、産後につながる意味を順に見ていきましょう。
妊娠中はなぜ虫歯・歯周病が増えやすい?
妊娠中は、いつもより丁寧に磨いているつもりでも、虫歯や歯周病が進みやすい条件が重なります。代表的なのは次の3つです。
まず、ホルモンバランスの変化です。妊娠期は歯ぐきが腫れやすく、出血しやすい状態になりやすいと言われています。歯ぐきが敏感になると、痛くて磨くのを避けてしまい、結果として汚れが残りやすくなります。
次に、つわりの影響です。歯ブラシを口に入れるとえずく、においで気分が悪くなる、朝が特につらいなど、歯みがき自体がハードルになる時期があります。磨けない日が増えると、どうしても汚れがたまりやすくなります。
そして、食事回数や間食が増えやすいこと。少量ずつ食べる、飴やガムで気持ち悪さを紛らわせる、という生活になりやすく、お口の中が酸性に傾く時間が長くなりがちです。これが虫歯リスクを押し上げます。
受診のサインとしては、歯ぐきが赤く腫れる、磨くと血が出る、口臭が気になる、冷たいものがしみる、噛むと痛い、歯ぐきにできものがある、などが挙げられます。気になる症状があれば、時期を問わず早めに相談するのが安心です。
マタニティ歯科で行う基本メニュー(検診・クリーニング・相談)
マタニティ歯科の基本は、検診と予防ケア、そして不安を整理する相談です。流れとしては次のようなイメージです。
最初に問診で、妊娠週数、体調(つわりの程度、貧血、切迫などの指摘の有無)、服薬やサプリ、通院中の病気の有無を確認します。そのうえで、お口の中をチェックし、虫歯や歯ぐきの炎症、歯石の付着、清掃状態を確認します。
必要に応じて、歯石除去やクリーニング、歯ぐきのケア、磨き方やフロスの使い方の指導を行います。つわりで磨きにくい方には、今できる範囲で負担を減らす磨き方や、うがい・補助清掃のコツなども一緒に考えます。
痛みや腫れが強い場合は、応急処置を優先することもあります。例えば、強い痛みを落ち着かせる処置、腫れの原因部位の確認、必要最小限の処置などです。状態が落ち着いたら、安定期に入ってから本格的な治療を進める計画にすることもできます。
院内サイトの導線としては、予防歯科やクリーニングのページもあわせて案内しやすいポイントです。検診をきっかけに、普段のケアが楽になることも多いので、気軽に活用してください。
出産後・赤ちゃんにつながる今のケアの意味
出産後は、思っている以上に自分の通院時間が確保しづらくなります。授乳や寝不足で体力が落ち、予約を取っても当日動けないこともあります。だからこそ、妊娠中のうちにお口の状態を整えておく価値があります。
また、赤ちゃんのお口の健康は、いきなり赤ちゃんだけの努力で守れるものではありません。家族全体のお口の環境が整っていると、日々の生活の中で予防に取り組みやすくなります。例えば、親の虫歯や歯周病をケアしておく、家族全員が歯みがきの習慣を整える、食生活のリズムを整えるなど、できることは多いです。
那須塩原清水歯科矯正歯科では、妊娠中のケアをゴールにせず、産後の再開や家族の予防にもつながるように、無理のないセルフケア設計と通院計画の提案を大切にしています。
妊娠中に歯医者へ行くベストな時期(初期・中期・後期)
結局いつ行けばいいのか。ここが一番の疑問かもしれません。一般的な目安としては、体調が比較的落ち着きやすい妊娠中期、いわゆる安定期が受診の中心になります。ただし、痛みや腫れ、強い違和感がある場合は時期に関係なく相談してよい、というのが大前提です。
妊娠中は、我慢すればするほどつらくなる症状が出ることがあります。例えば、痛みで眠れない、食事が偏る、ストレスが増えるといった影響は、体調管理の面でも負担になりがちです。だからこそ、時期別の特徴を知ったうえで、無理のない範囲で早めに動けるようにしておきましょう。
妊娠初期(〜4か月)にできること・控えること
妊娠初期は体調が不安定になりやすく、つわりも強く出やすい時期です。長時間の診療がつらかったり、においで気分が悪くなったりすることがあります。そのため、この時期は無理に大きな治療を進めるよりも、相談と検診、応急処置中心になりやすいと考えておくと安心です。
ただし、強い痛みや腫れ、膿が出る、噛めないといった症状がある場合は、放置せず早めに歯科へ相談することが大切です。症状が重いほど、処置が大きくなりやすく、体への負担も増えます。負担を減らすためにも、早めの相談が結果的に楽になることがあります。
つわりで歯みがきが難しい方は、完璧を目指さなくて大丈夫です。この時期はまず、できる範囲で良いので汚れを減らす工夫と、うがいなどでお口の中をさっぱりさせる習慣をつくることが現実的です。具体的な対処は後半のセルフケア章で詳しく解説します。
妊娠中期(5〜8か月頃)に検診・治療を進めやすい理由
妊娠中期は、つわりが落ち着いて体調が安定しやすく、歯科検診やクリーニング、必要な治療を進めやすい時期です。痛みが出ていなくても、歯ぐきの炎症が進んでいたり、小さな虫歯が見つかったりすることがあるため、検診だけでも受ける意味があります。
また、自治体によっては妊婦歯科健診が用意されている場合があります。受診券や案内がある地域では、活用しやすい制度です。健診は、今の状態を知って不安を整理する機会にもなります。
この時期にできることとしては、歯石除去や歯ぐきのケア、磨き方の見直し、必要最小限の虫歯治療などが挙げられます。那須塩原清水歯科矯正歯科でも、妊娠週数と体調を確認しながら、短時間で終わる内容から優先順位をつけて進めることを大切にしています。
妊娠後期(9か月〜)は無理しない受診計画へ
妊娠後期はお腹が大きくなり、仰向け姿勢がつらい、息苦しい、動悸がするなど、診療姿勢が負担になりやすい時期です。長時間の処置は避け、必要に応じて応急処置を中心にして、産後に本格的な治療を再開する計画にすることもあります。
例えば、痛みを落ち着かせる処置だけ先に行い、原因治療は産後に再開する、といった選択肢です。無理をしないことが最優先です。
受診する場合は、体位調整ができること、途中で休めること、短時間で区切れることを事前に伝えておくと安心です。那須塩原清水歯科矯正歯科でも、体調に合わせてチェアの角度や姿勢に配慮し、必要なら分割で進めるなど、負担を減らす工夫を行っています。
出産後はいつから再開できる?(産後・授乳期の目安)
産後はまず体調回復が第一です。睡眠不足や慣れない育児で、予定通りに動けないこともよくあります。そのため、予約は少し余裕を持って考えるのがおすすめです。
一方で、痛みや腫れがある場合は我慢せず相談してください。授乳中の場合、処方薬の選び方に配慮が必要になることがあるため、授乳中であることも必ず申告しましょう。母子手帳やお薬手帳が手元にあれば、あわせて持参するとスムーズです。
妊娠中の歯科治療は安全?(麻酔・レントゲン・薬の不安を整理)
妊娠中の歯科治療で不安になりやすいのが、麻酔、レントゲン、薬の3つです。結論から言うと、多くのケースで適切な配慮のもと治療を進められます。ただし、妊娠週数、症状の強さ、既往症、服薬状況によって判断は変わるため、自己判断で決めずに、妊娠週数と体調を伝えたうえで相談することが大切です。
那須塩原清水歯科矯正歯科でも、必要最小限の検査と処置を基本に、産婦人科の主治医との情報共有が必要な場合は連携も視野に入れながら、安心できる進め方をご提案しています。
局所麻酔はどう考える?我慢がリスクになることも
歯科で使う麻酔は、治療部位に作用させる局所麻酔が中心です。痛みを我慢して治療するよりも、痛みや強いストレスを避けて安全に進めることが重要になる場面もあります。
例えば、強い痛みが続くと食事がとれない、眠れない、気持ちが落ち込むなど、日常生活への影響が大きくなります。妊娠中は心配が増えやすい時期だからこそ、無理に耐えず、妊娠週数や体調を伝えたうえで、負担を減らす方法を一緒に考えることが安心につながります。
レントゲン撮影は必要?避ける?判断のポイント
妊娠中は、むやみにレントゲンを撮らないという姿勢が基本です。一方で、正確な診断に必要な場面があるのも事実です。例えば、痛みの原因が歯の根の炎症なのか、親知らずのトラブルなのか、歯ぐきの中の状態を確認したほうが安全なのか、といった判断が必要になることがあります。
大切なのは、必要性を確認し、撮影範囲や回数を最小限にし、防護などの配慮を行いながら判断することです。撮影が必要かどうかは症状と所見で変わるため、遠慮なく相談してください。
被ばく量の考え方と、防護(エプロン等)でできること
歯科のレントゲンは撮影部位が口元中心で、診断のために必要最小限の範囲で行うのが一般的です。必要時には防護具を使用するなど、安全性を高める工夫もあります。
不安がある場合は、なぜ撮影が必要か、他の方法で代替できないか、防護の対応はどうするか、といった点を事前に確認すると安心です。那須塩原清水歯科矯正歯科でも、必要性と不安の両方を丁寧に整理しながら進めています。
抗菌薬・痛み止めは飲める?処方の基本姿勢
妊娠中の薬は、時期や症状に応じて選び方が変わります。自己判断で市販薬を飲み続けるよりも、歯科と産科で情報を共有しながら必要な薬を選ぶ、という姿勢が基本になります。
受診時は、母子手帳やお薬手帳、現在飲んでいる薬やサプリの情報があるとスムーズです。もし手元になければ、分かる範囲で口頭で伝えるだけでも構いません。重要なのは、隠さず共有することです。
親知らず・根管治療・抜歯はできる?よくある治療の目安
よくある質問として、親知らずは抜けるのか、神経の治療(根管治療)はできるのか、抜歯は大丈夫か、という点があります。これらは症状の強さと緊急性で判断が変わります。
基本の考え方は、今つらい症状を落ち着かせる応急処置を先に行い、安定期に本治療を進める、あるいは産後に再計画する、という選択肢を組み合わせることです。例えば、腫れや痛みが強い場合は放置せず、まず原因の評価と必要最小限の処置を行い、体調が良い時期に治療を進める、という流れです。
親知らずや根管治療は治療期間が長くなることもあるため、妊娠週数と体調を踏まえて、無理のないスケジュールで進めることが大切です。
歯周病と早産・低体重児の関係を、必要以上に怖がらず理解する
妊娠中の歯周病が注目される背景として、歯ぐきの炎症が続く状態が全身の健康と無関係ではない、という考え方があります。関連が指摘されていることは知っておきたい一方で、怖がりすぎて不安になる必要はありません。
大切なのは、歯ぐきの腫れや出血などのサインに気づいたら、早めにケアして炎症を落ち着かせることです。妊娠中は歯ぐきトラブルが起こりやすいからこそ、検診やクリーニングで状態を確認することに意味があります。
なぜ歯周病が注目されるのか(炎症と全身への影響)
歯周病は、歯ぐきの周りの炎症が続き、進行すると歯を支える骨に影響していく病気です。初期は痛みが少なく、気づきにくいのが特徴です。妊娠中はホルモンの影響などで歯ぐきが敏感になり、腫れや出血が起こりやすいとされます。
炎症が続く状態を減らしていくことは、お口の中だけでなく、体調管理の一環としても考えやすいポイントです。だからこそ、妊娠中は虫歯だけでなく、歯ぐきのチェックも重視することが大切です。
妊娠性歯肉炎(歯ぐきの腫れ・出血)を放置しない
妊娠中に増える悩みのひとつが、磨くと血が出ることです。血が出ると、触らないほうがいいのではと思ってしまいがちですが、実際には汚れが残って炎症が続くと悪化しやすくなります。
この時期は、強くこすらず、やわらかい歯ブラシで小さく動かす、痛いところは角度を変えて当てる、出血があっても優しく続ける、といった方法が現実的です。自分だけで判断が難しい場合は、歯科で磨き方のコツを確認すると安心です。
歯周病ケアで医院ができること(検査・クリーニング・生活指導)
歯周病ケアは、原因を見える化して、無理のない手順で落ち着かせていくのが基本です。流れとしては、歯ぐきの状態の検査、炎症の評価、歯石や汚れの除去、そしてセルフケア指導となります。
クリーニングだけでも、歯ぐきの状態を把握し、今の磨き方が合っているか確認できるメリットがあります。歯周病治療やPMTCなどの案内ページがある医院では、その内容を参考にしながら相談するとスムーズです。
つわりがつらい時のセルフケア(できる範囲でOK)
つわりの時期は、完璧なケアを目指すほど苦しくなってしまうことがあります。大切なのは、できる範囲で、口の中が酸性に傾く時間を減らし、汚れを残しにくくする工夫を積み重ねることです。
例えば、歯みがきが無理な日はうがいだけでもいい、短時間でも磨けるタイミングを探す、歯ブラシの種類や歯みがき粉を変えるだけで楽になることもある。こうした現実的な落としどころを持っておくと、気持ちも少し軽くなります。
歯ブラシの当て方・姿勢の工夫でえずきを減らす
えずきがつらい方は、まず姿勢と動かし方を工夫してみてください。
うつむき気味で磨くと、喉の奥に刺激が入りにくくなることがあります。歯ブラシは奥まで一気に入れず、手前から少しずつ。動かし方は大きくゴシゴシではなく、小さく細かく動かすほうが吐き気が出にくいことがあります。
奥歯が特につらい場合は、歯ブラシのヘッドが小さいものを選ぶのも一つの方法です。夜に無理なら昼に、朝が無理なら夕方に、というように、比較的楽な時間帯に寄せていくのも立派な工夫です。
歯みがき粉の香味がつらい時の選び方
歯みがき粉の香りや刺激が原因で気分が悪くなる方もいます。その場合は、無香料、低刺激、泡立ち控えめなどの方向性で選ぶと楽になることがあります。
また、歯みがき粉を使わずにブラッシングだけする、という選択もありです。気持ち悪さが増えて磨けなくなるくらいなら、まずは磨ける形を優先しましょう。何が合うかは人によって違うので、受診時に一緒に探すつもりで相談してみてください。
磨けない日はうがい・水分・間食のとり方で守る
どうしても磨けない日は、守り方を切り替えましょう。
食後に水やお茶で軽くゆすぐだけでも、お口の中に残る糖分や酸を減らす助けになります。吐いた後は、すぐにゴシゴシ磨くより、まずはうがいで落ち着かせるほうが楽な場合もあります。
また、少量ずつ食べる生活になりやすいからこそ、だらだら食べが続きすぎないように、食べる時間を区切る意識も役立ちます。できる範囲で大丈夫です。積み重ねが予防につながります。
受診前に伝えること・持っていくもの(安心して診療を受ける準備)
妊娠中の歯科受診は、準備ができているだけで不安がぐっと減ります。ポイントは、妊娠週数と体調、服薬情報を共有すること。そして、途中でつらくなったら中断できると知っておくことです。
初診でも再診でも、妊娠中であることは遠慮なく伝えてください。那須塩原清水歯科矯正歯科でも、体調に合わせて短時間で区切る、チェアの角度を調整する、休憩を入れるなど、負担を減らすための配慮を行っています。
妊娠週数、つわり、既往症、服薬・サプリの情報
治療の安全性と快適さに直結する情報が、妊娠週数と体調です。つわりの強さ、貧血、切迫の指摘、妊娠高血圧症候群のリスクを指摘されている、などがあれば共有しましょう。
服薬やサプリも重要です。鉄剤、葉酸、便秘薬など、妊娠中に使うものは人によって違います。歯科では処方や処置の判断材料になるため、分かる範囲で伝えることが大切です。
便秘や貧血などは言いにくいと感じる方もいますが、遠慮せず共有して大丈夫です。言いづらいことほど、実は配慮に直結します。
母子手帳・お薬手帳・紹介状があるとスムーズ
持参物の例としては、母子手帳、お薬手帳、他院からの紹介状があればそれも、というイメージです。手元になければ口頭でも構いません。忘れたから受診できない、ということにはならないので、ハードルを上げすぎないでください。
診療姿勢がつらい時のサイン(途中で休めます)
仰向けが苦しい、息がしづらい、動悸がする、冷や汗が出る、気分が悪い。こうしたサインが出たら、遠慮せず伝えてください。途中で休むこと、短時間で区切ること、体位を変えることは、妊娠中の診療ではとても大切な配慮です。
我慢してしまうと、緊張が増えて余計につらくなることがあります。合図を決めておく、手を挙げたら止めてもらうなど、事前に共有しておくと安心です。
当院のマタニティ歯科で大切にしていること
那須塩原清水歯科矯正歯科では、妊娠中の受診を特別なものとして構えるのではなく、今の体調に合わせて無理なく進められる形に整えることを大切にしています。
具体的には、短時間で終わる内容から優先順位をつけ、必要なら分割で進めます。診療姿勢がつらい方にはチェア角度や体位に配慮し、途中で休める前提で進行します。検査や処置も、必要最小限を基本にし、何をなぜ行うのかを分かりやすく共有しながら進めます。
投薬が関わる場合や、体調面で確認が必要な場合は、産婦人科の主治医との情報共有も視野に入れます。自己判断で先延ばしにして症状が大きくなるより、今できる範囲のケアを一緒に考え、安心材料を増やしていくことが大切だと考えています。
また、予防中心のクリーニングや歯ぐきケア、セルフケア指導にも力を入れています。つわりで磨けない日があっても責めない、できる工夫を一緒に探す、産後の再開まで見据えて通いやすい計画を立てる。そうした積み重ねが、妊娠中の不安を軽くし、出産後の生活にもつながっていきます。
よくある質問(Q&Aで不安を解消)
妊娠中、クリーニングだけでも行く意味はありますか?
あります。症状がなくても、歯ぐきの状態チェックや歯石・汚れの除去、磨き方の見直しができるのが大きなメリットです。妊娠中は歯ぐきが腫れやすく、出血しやすいことがあるため、自分では気づきにくい変化を早めに把握できます。
また、つわりで磨けない時期の対処も、プロに相談すると現実的な落としどころが見つかりやすいです。那須塩原清水歯科矯正歯科でも、まずは検診とクリーニングから始めたいという相談を多くいただきます。
歯ぐきから血が出ます。放っておけば治りますか?
妊娠中は歯ぐきが敏感になり、出血しやすくなることがあります。ただ、出血の背景に炎症がある場合は、放置すると続きやすいこともあります。血が出るから磨かない、という方向に行くと汚れが残りやすくなり、悪循環になりがちです。
やわらかい歯ブラシで優しく当てる、角度を調整する、短時間でも続ける、といった方法で負担を減らしつつ、歯科で歯ぐきの状態を評価してもらうと安心です。必要ならクリーニングで炎症を落ち着かせることもできます。
急な歯の痛みは産後まで我慢すべき?
我慢しなくて大丈夫です。痛みが続くと食事や睡眠に影響し、ストレスも増えます。妊娠中は体調管理が大切な時期なので、痛みを抱えたまま過ごすこと自体が負担になります。
まずは相談し、応急処置で痛みを落ち着かせるという選択肢があります。そのうえで、安定期に治療を進めるのか、産後に再計画するのかを、妊娠週数と体調に合わせて決めていく流れが現実的です。
まとめ:マタニティ歯科は妊娠中の不安を減らし、産後までつなぐお口のサポート
マタニティ歯科は、妊娠前から産後までの口腔ケアを支える考え方です。妊娠中はホルモン変化やつわり、食生活の変化で虫歯や歯周病が増えやすい一方、適切な配慮のもとで検診やクリーニング、必要な治療を進められるケースも多くあります。
受診の目安は安定期が中心ですが、痛みや腫れがある場合は時期を問わず相談して構いません。麻酔・レントゲン・薬も、妊娠週数や症状に合わせて必要性を整理しながら判断できます。自己判断で先延ばしにせず、妊娠週数と体調、服薬情報を共有したうえで進めることが安心につながります。
那須塩原清水歯科矯正歯科では、妊娠週数と体調に合わせて診療計画をご提案し、短時間・分割、姿勢の配慮、必要最小限の検査、予防中心のケアを大切にしています。気になる症状がある方も、症状がなくて不安な方も、まずは相談・カウンセリングとして受診相談をご利用ください。